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2019年07月08日

Bemateを持ちにくい社会的背景とは?

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この記事は

「世の中には2つの人間関係が存在する。存在を尊重する新しい人間関係、Be mateとは?」
の後編です。

前編の記事はこちらです。

後編では、Bemateを持ちにくい社会的背景について述べていきたいと思います。

目次

Bemateを持ちにくい社会的背景

 現代の家庭環境、教育現場や社会の中では、評価や比較が無意識のうちに支配的な価値観として浸透しています。

はじめは、親からの評価や兄弟の比較から始まり、小中学校に入ると、テストの成績や通知表、運動能力の有無はもちろんの事集団の空気に合わせる事ができるかが大事になってきます。

その後も、高校大学に進学するタイミングで多くの人は、受験という偏差値の基準の中で勝負に晒され、社会に出てからは、常に成果指標と向き合わせになったり、自分の保持するスキルの市場価値を意識するようになります。

つまり、生まれてから社会人になってからも、評価や比較の目が常に存在しているのです。時には親、友人、先生や、上司と評価者は変わりますが、周りの人や所属している環境において、「有用で役に立つ存在」であるように求められます。

私達は、周りの人が求めている評価や期待に対して、沢山行動したり、すごい結果を出したり、有能な力を身に着ける事によって応えようとして、Domateの関係性が育まれるのです。

 日本は、偏差値教育や技術力のあるモノづくりに代表されるように、Domateの関係性が国というスケールで強固に結ばれてた国と言えると思います。

結果、いい製品、便利な製品を中心とした安定した生活基盤、規範を守るいい人が多い、安定した社会基盤が構築されてきました。

また、個人の成熟と言った観点から見ても、「社会規範を備える社会性の発達」「利他性の発達」「物事を形にする計画的合理性の発達」という貴重な能力を育んでいる段階とも考えられます。

 しかし、「周りの人の期待、社会の規範、べき論」によってのみ従って生きていると、生きがいややりがいといった充実感や、人生におけるオーナーシップ感は感じにくいのも事実かもしれません。

そのような背景の下、もう1つのお互いの存在を大切にするBemateのような関係性も重要になってくるのではないでしょうか?


Bemateを持つメリット

 では、Bemateを持つメリットとは何ででしょうか?

それは、Bemateという存在がいることで、主体的に生きる上での心の安全基地となるからです。主体的を持って生きる事に憧れがありながらも、

「まず自分がどんなことに向き合いたいのか」
「自分がどんなことをやりたいのか」
「自分とは何者なのか」
「自分はどのような状態で居たいのか」

がわからないということも多いのではないでしょうか?
また、そのような自分がわかっていたとしても、失敗や承認されないことを恐れて挑戦できないことが多いと思います。

 では、なぜこのような状態になってしまうのでしょうか?

これは育児の領域の愛着理論という理論で伝えられている事ですが、
母子の間で愛着が形成されて初めて、探索行動をしたり、自分に想起する感情の扱い方を学ぶことができます。

Domateの関係が長いと、自分の感情や考える事よりも、周りの人の期待や考えに意識を集中することが多くなってしまうため、自分の感情や、したい事について気づくことが難しくなってしまいます。

更に客観的な世界には正解がありますが、主観的な生き方には正解はありません。主体的に生きるという挑戦は、答えのない自己探索行動です。

これらの理由により、Domateしか身の回りにいないのに、主体的に生きようと思うと、自分のやりたい事や、ありたい状態が分からなくなってしまうのです。


 しかし、あなたが主観的に体験している感情や考えについて
否定や評価もなしに、あるがままに受け容れようと寄り添ってくれるBemateがいると考えるとどうでしょうか?

「話しても大丈夫だ」「自分を出してもいいんだ」と思え、主体的に生きる第一ステップである、自分の感情やしたい事に意識を向けることができるようになってくるのです。

過酷な冬の登山において、ベースキャンプが必要なように、答えのない自己探索においても、「何があっても大丈夫だ」と思える、精神的な拠り所が必要です。

Bemateは主体的に生きるための心の安全基地になります。

Bemateの作り方

 では、Bemateはどのようにして作っていけば良いのでしょうか。
人間関係は、どのようなコミュニケーションをするかによって、作られる人間関係の質も変わります。

 代表的な方法として、対話の巨匠であるアダムカヘンが述べた4つのコミュニケーションのうち、上二つのコミュニケーションをとることが挙げられます。


 下2つとのコミュニケーションとの違いは、社交辞令や討論が、世の中で起こっている事や何が合理的か、正しいかといった外面に焦点を当て、私とあなたは、それぞれ異なる立場として、「いい/悪い」「正しい/間違っている」といった評価的な姿勢で話すことに対して、生成的な対話や内省的な対話は、感情や価値観、体験といった内面に焦点を当て、私とあなたの境界が曖昧になるような、「そうなんだね」「そう感じたんだね」というような共感的な姿勢で話すという事です。

具体的な会話のテーマは、人生経験を通じて感じた感情や培われた価値観、人生ストーリーなどが多く、、何が正しいのかといった討論や、立場や関係性を意識した交渉とは異なります。

そのため、「考えた事よりも感じたことを話す」「べきや正しさではなく、その人が感じている事を聴く」といったコミュニケーションがBemateを育む上で効果的なコミュニケーションとなります。
しかし、私達の身の回りでは、下二つのコミュニケーションが当たり前になっているため、
上二つのコミュニケーションを実践する機会や仲間が得づらいのも事実です。

 そのため、キャリアデザインプログラムでは、全6回のプログラムのうち、第一回目にBemateになるための人とつながるワークを実践していき、他者依存的な意識段階から自己主導段階へと変容していく事を目指していきます。

詳細が気になる方は、コンテンツの内容もご覧ください。

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